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2017年2月23日 (木)

増えるeMMC 64GBモデル

先日、大型店に行って、SSD搭載モデルが半数を超えていたことは驚いたことであるが、もう一点気付いたのはeMMC 64GBモデルの増殖である。

1年ほど前はeMMC 32GBモデルが多かったのであるが、この夏のWindows 10 Anniversary Updateで破綻が発覚した。Windows 10の保守要件として、つまりは大型アップデートを受け入れるためにディスクの空き容量が20GB必要とされた。これはそもそもWindows 10が20GBを要するので、合わせると40GBは必要と言うことなのだ。

で、32GBに次ぐディスク容量として64GBモデルがウドのタケノコのように乱立することと相成った。これはタブレット、2-in-1といったモデルが人気であることもあり、単なるノートパソコンであってもこの64GB eMMC構成でエントリーモデル購入層の取り込みを図っているようだ。特にVistaの買い替え需要も有り、良いタイミングなのだろう。

とは言え、40GBなのだから、64GBでも24GBしか余裕はない。Windows 10の要件が空き容量ということはアプリやデータも同様に考えるべきだ。100%間際となったディスクに書き込むのは大変だ。空きがわずかの自由席特急で空席を探すのに骨を折ったことがあるならよくわかるだろう。つまりは24GBの余裕というのは12GBと思うべきで、しかもフォーマットとの関係で更にその数値は圧縮される。昔320GBと300GBのHDDが有り、320GBのものを買ったのにOSから見たら300GBを切っていて、別のものを買わされたと勘違いをした記憶が私にはある。

なので、アプリやデータをそれなりに入れるつもりならもう一段上が目安だろう。実際、ノートパソコンとデスクトップパソコンのSSD搭載モデルは下限が120/128GBモデルになっている。なお、この120GB, 128GBというのは同じものだ。SSDではOver ProvisioningというSSDのシステム領域が有り、SSDの協会のようなところに加盟しているところは128GBのSSDは120GBと表記することになっている。そのOver Provisioningの上にフォーマットやらLBAなどのことで使える領域はさらに減る。そもそもOver Provisioningをした方がSSDのパフォーマンスは上がるので強制Over Provisioningとは別に任意でOver Provisioning領域を増やした方が良いくらいなのだ。

Windows 10が20GB、空きの20GBで40GB。アプリを同程度入れて活用するなら80GB。データをOS, アプリと同程度ぐらい入れて活用するなら160GB。強制Over Provisioning, LBA, 任意Over Provisiningなどを勘案すると240/256GBが一応の理想量であり、実際、この量のSSDを搭載したモデルが最も多い。

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